今回のブログは「放課後等デイサービス ガイドライン」について取り上げ、あさっぷ流に活動紹介をして行きたいと思います。
【ガイドラインが放デイの屋台骨】
平成27年4月、厚生労働省より「放課後等デイサービス ガイドライン」が発表されました。
この「ガイドライン」は全国共通の枠組みとして、障がい児支援の基本的事項や職員の専門性の確保等について定められています。そして「ガイドライン」の内容を踏まえつつ、各事業所が不断の創意工夫を図り、支援の質の向上に努める様促しています。
ですから「ガイドライン」をそれぞれの事業所がどのように読み取って具現化するのか? どう発展的に受け止めて、より豊かな支援に繋げて行けるのか? その部分が、各事業所のサービスや特色となって療育活動に反映されている訳です。
では、あさっぷ流「ガイドライン」の反映事例をいくつかご紹介しましょう。
(今回は《1総則》P1~6についてのみとなります)
【保護者の時間を保証する為に】】…「ガイドライン」P3に記載
障がい者問題を考える時、制度や教育機関、施設等のあり方を議論することはもちろん重要ですが、当事者達の最も基本的な日常生活や人生を支え続けているのは、保護者(ご家族)であることを忘れてはなりません。しかし現代社会を取り巻く状況は、共働きや長時間労働、親の介護に家事・育児…目が回る様な生活に追われ、心身共に疲れ切っているという方も、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
放デイはそんな保護者のみなさんのご負担を、少しでも軽くして頂く為のお手伝いをする場所でもあります。「子どもを放デイへ預けて、自分は買い物へ行ったり食事へ行ったりするなんて、申し訳なくてとても出来ない」…決してそんな風に思わないで下さい。
保護者のみなさんがゆっくり買い物をしたり、趣味や休息の時間を取ることでリフレッシュすれば、今まで以上に心にゆとりを持って子ども達と向き合うことも、より優しい笑顔で迎え入れることも出来る様になるのではないでしょうか?
それは放デイを利用する子ども達にとっても嬉しいことであり、発達と成長を促す上で大切な親子関係を構築する為の支援と捉えることも可能です。
あさっぷは土曜日や祝日も営業しています。
どうぞ遠慮なくご利用の相談をお申し付け下さい。
そしてご自身の時間を、是非作り出して下さい。
【自己選択・自己決定を促す支援】…「ガイドライン」P4に記載
「自分で選んで、自分で決める」という意思決定は、簡単な様で、案外難しいものです。
自分に自信がなかったり、「誰かに怒られるのでは?」といった不安を抱えている子どもにとっては、誰かに選んでもらったり誰かに決めてもらう方が気が楽な場合もあります。しかし〈自立〉という将来を見据えた時、また〈権利〉という側面から考えた時、「自分で選び、自分で決める力」は日常生活の中で、是非身につけて欲しい力だと思います。自分で選んだら、その結果にも責任が生まれます。失敗したらそこから学び、次に繋げることが出来ますが、他の人が選んだ場合、失敗したらその人のせいにすることも出来ます。人生を左右する様な重大な選択や決定もありますが、まずは身の周りのささいなことから少しずつ積み重ねて行くことが大切だと思います。
あさっぷではまず、自分がどこで何をしたいのか?自分で選び、決めることが出来ます。1階、2階合わせて4つの部屋あるので、その日の気分や友達関係によって、好きな場所で遊べます。おやつやお弁当を食べる場所も、自分で選べます。プラレールや積み木やメロディーブック等、沢山のおもちゃも揃えていますし、パズルやお絵かきセット、絵カード等の知育教材も豊富です。DVD観賞も自分の観たいタイトルを、レンタルショップへ借りに行くことも出来ます。公園や外出活動も、「行く、行かない」を自分で決めることが出来ます。行きたい公園を選ぶことも可能です。ギター伴奏による歌の時間も、自分が聞きたい歌や歌いたい歌をどんどんリクエスト出来ます。
あさっぷでは、本人のやる気や意思決定を尊重し、柔軟で臨機応変な対応を心掛けています。
【自然に触れ、豊かな感性を培う】…「ガイドライン」P5に記載】
あさっぷの周辺には、緑豊かな公園がたくさんあります。大型遊具が揃っている公園、鯉やカメが泳ぐ池のある公園、自由に走り回れる草原が広がる公園等々。散歩がてら遊びに行ける近所の公園もいくつかあり、毎日違う公園へ遊びに行くことが出来ます。春はお花見、夏は水遊び、秋は紅葉狩り、冬は(雪が積もれば)雪だるま作り…季節ごとに移り変わる景色はもちろんですが、体一杯に浴びる陽の光や風の感触。小鳥のさえずりや木々の香り等、五感全てを刺激する四季折々の自然の変化を感じ取りながら、思い切り遊んでもらえたら、と思っています。
あさっぷではこれからも、「ガイドライン」を更に豊かに、深めて行く立場で創意工夫を重ね、療育活動を展開して行きたいと考えています。
放課後等デイサービス ガイドライン全文
www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai…/0000082829.pdf