乱暴な言葉遣い
先月のブログ(5月18日付)『ことばの日』と内容が重なりますが、先日新潟県の小学校教諭の方が「乱暴な言葉遣い」について解説してくださっていたので紹介させて頂きます。
子どもは成長の過程で、自己中心的な考え方から、他者への関心が芽生え始め、良好な人間関係の築き方や社会のルールを学ぶ大切な時期を迎えます。
その中で言葉遣いの問題が出てきたとしても、『思いやりの心を耕す良いチャンス』と捉え、関わっていくことが大切です。
お子さんのありのままの姿を受け止め、良い方向に向けてあげるという視点で関わりましょう。
悪い言葉遣いでも、「ダメ」と叱るのではなく、冷静に話を聞き、使ってはいけない理由を説明することが大切です。
自分がされたり言われて嫌なことは、人にはやっていけないことを繰り返し伝えましょう。
子どもが感情的になった時に出た乱暴な言葉であれば、まずは子どもの気持ちに寄り添うことを優先させてください。
自分の気持ちを分かってもらえたと感じると、周りの人の話も理解しやすくなるものです。
また、言葉遣いが気になったとしても、そのことに一喜一憂するのではなく、視点を変え、お手伝いや子どもが出来ていることを褒めてあげることで、自己肯定感が高まり、結果的に言葉遣いが変化することもあります。
(新潟・小学校教諭 齋藤順子)
人を思いやる言動は、温かい環境によって育まれます。
笑顔で迎え、信頼してくれる周りの人の存在が子どものエネルギーに繋がることを信じて、関わっていきたいものです。