寝る子は育つ!寝ない子は?
「寝る子は育つ」ということわざがありますが、このことわざは真実です。
身長の伸びは睡眠、睡眠の深さと関連しています。
睡眠の質は時間の長さだけでなく、深さも重要です。
睡眠の深さを簡単に測ることはできませんが、人の睡眠量は個人差が大きく、次の朝の子どもの元気さが睡眠の深さを見る目安となります。
人の脳には眠る指令を出す場所はなく、起きていろという指令が出なくなって、人は眠りにつきます。
夜なかなか寝ない子を、どうすれば早く寝かせられるか。
「早寝早起」という言葉がありますが、「早起早寝」を意識することが大切かもしれません。
早く寝かせるのことに重点を置かず、早く起こすことを第一とする。
毎日、決まった時間に起きる習慣をつけます。
カーテンを開け放し、朝の光を一杯にして、起こすのです。
また、昼間、特に午前中の活動量を増やすことも大切です。
当たり前ですが、寝付かせる環境づくりも大切です。
周りが騒いでいる状態で子どもに眠れというのは無理な話です。
部屋を暗くして、静かにする。あとは本人次第です。
何時に寝ても気にしません。ただし、次の朝は定時で必ず起こします。
誰が何と言おうと。
多動な子は、睡眠中もよく動くと聞きます。
日中はとても元気、夜はなかなか寝ず、睡眠中もよく動き、睡眠時間が短い。
そのような子も身長の伸びに着目し、問題なく伸びていれば大丈夫。
その睡眠時間で十分足りているのです。