感覚過敏に対する理解

発達障害の特性のひとつに感覚過敏があります。

聴覚や触覚などが過敏に働いてしまい、不快な感覚を生じます。

自閉傾向のある人に起こりやすいといわれていますが、過敏さの程度には個人差があり、感覚過敏の問題のない子もいます。

 

音に過敏な子は、楽器演奏の音やスピーカーを通して聞く音が嫌いだったり、人混みのざわざわした音の中にいることに耐えられなかったりします。

触覚が過敏に働く子は、他人から体を触られることが不快だったり、洋服や靴下の肌触りが苦手で、学校の授業や日々の活動に集中できなくなることもあります。

また、味覚に感覚過敏があると偏食傾向を示し、食べられない食材が明らかだったりします。

 

こうした感覚過敏は、周りには理解したり想像したりすることが難しいものです。

無理強いをしたり、『わがままだ』と非難したりしないことが大切です。

急に激しい感覚過敏に襲われ、本人が自己コントロールできなくなったときは、不快さから逃げられる場所に移動し、気持ちを落ち着かせます。

 

ただし、発達障害のある子も、成長とともに我慢する力が少しずつ身についてきます。

音に過敏がある子でも、小さな音や少し離れた場所なら大丈夫など、少しずつ慣れさせていく。

状況判断や見通しを立てられる力をつけることで、不快さがピークになる前に回避するなどの対応策をとれるようになっていきます。

自分なりの自己コントロール法を身につけられるよう、周りの配慮も大切です。